【情報セキュリティマネジメント試験】合格体験記【難易度・勉強時間】

【情報セキュリティマネジメント試験】合格体験記【難易度・勉強時間】

情報セキュリティマネジメント試験を2021年7月に合格しましたので、試験の対策・結果・感想などを合格体験記としてまとめたいと思います。

目次

受験を決めた時の状況

まず、受験を決めた理由や、簡単なプロフィールについてに書いておきます。

筆者のプロフィール
  • 4月から新卒でIT企業に入社したITエンジニア
  • セキュリティ分野に興味あり
  • 基本情報は既に合格済み、応用情報を受験して結果待ち

セキュリティマネジメント試験の受験を決めたのは応用情報を受けた後になります。受験した応用情報の手応えがあまりなかったので、次回の再挑戦に備え、何かないかと探していたところでした。そんな時、当試験を前哨戦として受けることにしました。

狙いとしては、応用情報の午後では情報セキュリティの問題の選択が必須のため、この試験でセキュリティ分野の知識を深めるという目的です。また、セキュリティ分野に興味があったことも受験理由の1つでした。

余談ですが、応用情報の受験前にこの試験を受けたのは正直あまり意味がなかったかなと思います。理由は、応用情報のセキュリティ分野の問題内容はあまりこの試験と似ていませんし、難易度も高いので対策にならないからです。

応用情報の対策法については別記事にまとめてあります。参考にしてみてください。

試験概要

情報セキュリティマネジメント試験は、情報処理技術者試験の区分ではレベル2に分類されています。これはITパスポート試験の1つ上、基本情報技術者試験と同レベルになります。アルファベットではSGとも略されています。試験で問われる内容は、試験名の通り、情報セキュリティに特化した出題範囲になっています。

試験内容は僕が受験した当時は今と若干形式が異なるため詳細は割愛します。今は、科目A・科目Bと試験が分かれていますが、当時は午前試験・午後試験という名称でした。

現行の合格点は1,000点満点中600点で、現在はIRT方式で採点がなされているみたいですね。当時は2つの試験で60点以上が合格点でした。

合格率は、近年だと50~60%程度ですので、ITパスポート試験と同程度と言えます。

試験までの流れと結果

当時は2つの試験を別日に受けることが可能でしたが、あえて同日に受けました。予約できる会場が電車で家から1時間くらい掛かる場所しか無く、わざわざ受験日を別日にして時間と交通費の負担を増やしたくなかったからです。受験を申し込んだ後に、応用情報の合格発表で合格していることが分かったため、この試験はかなり流して受けました。

正直「(めんどいし)受けなくてもいいかな…」と思ってましたが、既に申し込み済(キャンセルはできない)だったのでお金が勿体なく感じ、とりあえず受けにいきました。勉強時間は過去問演習のみ行い約10時間程度やりました。

試験結果(スコアレポート)は試験後すぐに登録したメールアドレスにメールが届くのでそこから確認できました。以下がスコアレポートになります。

情報セキュリティマネジメント試験の結果1

情報セキュリティマネジメント試験の結果1

情報セキュリティマネジメント試験の結果2

情報セキュリティマネジメント試験の結果2

午前が74点、午後が77点で合格しました。午前はそこそこ勉強したのに午後より得点が低かった…。

おすすめの勉強法

次に、僕がおすすめだと感じる試験の勉強方法について紹介していきます。なるべく合格に向けて効率的な方法になります。

勉強に使ったもの:テキストは必要なの?

僕がこの試験でやった勉強は『情報セキュリティマネジメント試験ドットコム』での過去問演習だけです。

「この試験で参考書は必要か?」という疑問を持っている人はいるかも知れませんが、この試験に受かることが目的という場合には、参考書を買って読むだけお金と時間の無駄だと思います。もちろん、本質的なセキュリティ知識を深めたいという場合は別です。

という訳で、僕は参考書は買ってないのでおすすめな参考書などは分かりません。単に合格したい!という人は下を読んで参考にしてください。

午前試験の対策

とりあえず過去問道場で午前問題だけ回しましょう。解く問題は、令和元年秋期試験~平成28年春季試験の8回分(全400問)がおすすめです。同じ問題も出てくるので、覚える必要のある知識量は400問よりかはいくらか少なくなります。過去問道場にある予想問題は全くやってなかったのですが、本番では特に支障は無かったのでやらなくてもいいと思います。スマホ等で暇なときにちょこちょこやるのがおすすめです。

過去問道場で間違えたところをしっかり解けるようになって、最終的に正答率が8割くらい取れれば午前試験は問題無いでしょう。

午後試験の対策

午後については僕はほぼ勉強してません。当日の午前試験後の昼休みに大問2つくらいを流して解いただけです。ぶっちゃけ、午後試験は午前が受かる知識があればただの中学レベルの国語の試験なので、臆する必要は全くありません。

午前の知識の量で、午後の回答難易度が決まるといっても過言ではありません。流石に午後ノー勉に不安がある人は、過去問道場で何回分か解いて慣れておきましょう。ちなみに僕は午前と午後両方とも1時間以内に途中退出しました。午前対策をやっておけば、それくらいの難易度であるということです。基本情報を持ってる人は、過去問道場を回せば労せずに受かることでしょう。

試験を受けた感想

試験を受けた感想としては、問題はやはり過去問からの流用が多かったので、勉強のツールは過去問道場だけで大丈夫だと感じました。過去問道場をどれだけ回せるかで合否が決まると思います。また、午後より午前を重点的にやることが大事ですね。

難易度としてはITパスポート試験と変わらないレベルだと感じました。出題範囲もiパスと比べると狭いので、対策もしやすいかなと思います。

受かりたい人は過去問道場をやりまくりましょう!以上で記事を終わりにします。

参考文献

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