【Oracle MASTER Silver SQL】合格体験記【難易度・勉強時間】

【Oracle MASTER Silver SQL】合格体験記【難易度・勉強時間】

Oracle MASTER Silver SQL(1Z0-071-JPN)を2023年3月に受け合格しましたので、試験の対策・結果・感想などを合格体験記としてまとめたいと思います。

目次

試験概要

「Oracle MASTER Silver SQL」はOracleの資格の1つであり、主にSQLの知識が問われる試験です。

項目詳細
出題形式選択問題・CBT方式
出題数78問
試験時間120分
合格点正答率63%以上
受験料税込37,730 円(2024/03/03現在)

また、受験資格はないので、事前に下位資格である「Oracle MASTER Bronze」に合格する必要は無く、いきなりこの試験を受けることが可能です。僕自身もBronzeは受けていません。

試験申し込み・試験対策

僕が受験することを決めてから試験本番までの流れを書いていきます。

筆者のプロフィール
  • 開発系のITエンジニア(2年目)
  • Oracleはほぼ使ったこと無し(SQL自体は開発業務で使用経験有り)
  • OracleやDBの資格試験を受けた経験は無し

受験のきっかけ・申し込み

受験日は2023年の3月になりますが、受験することを決めたのは結構前で2022年の夏頃だと思います。動機は単純で、「資格手当が貰えるから・査定評価のため」が主な理由です。

試験の申し込みは以前「Oracle Java Silver」を受けたことがあったので、その流れで多少楽にできました。しかし、始めて受ける人はアカウント登録等が複雑なので結構大変だと思います。

以下の関連記事で申し込み方法も簡単にまとめていますので、参考にしてみてください。予約は1ヶ月くらい前だと土日が空いていますので、早めにやっておくといいと思います。

受験料支払いは、楽天でチケットを買うと試験代が浮くので、結構ありがたいです。

また、Oracleの再受験無料キャンペーンが毎年行われているので、それを利用するのも手ですね。

試験勉強

試験勉強の本腰を入れたのは2023年に入ってからになります。主に黒本と呼ばれる参考書とPing-tというサイトにある問題集を使って勉強しました。

本番1ヶ月前までは参考書を1日30分くらい学習しました。本番1ヶ月前からはPing-tを使い、平日は1時間~2時間、休日は1時間~3時間くらい勉強しました。掛けた勉強時間は80時間~100時間くらいだと思います。

具体的な対策方法は下で詳しく書いていきたいと思います。

試験本番・試験結果

試験は土曜日の午前に受けました。会場がビルの6階だかにあったんですが、時間が押してて急いでいたのと、エレベーターの場所が分からず階段で登ったらかなり大変でした…。帰りはエレベーター見つけたので使えました。土曜日だからか受験者はそこそこ多く、Oracle以外にもAWS試験を受けに来ている人もいました。

受付の際は、本人確認に身分証明書が2点必要なので、ちゃんと確認しておきましょう。僕は確認不足で運転免許証があれば良いかと勘違いして当日焦りましたが、財布に保険証があったので事なきを得ました。

試験は勉強した内容が聞かれるのでちゃんと覚えているかどうかです。全問自信を持って答えられた訳ではありませんが、30分くらい余らして退出しました。

試験結果が以下になります。

「Oracle MASTER Silver SQL」の試験結果

「Oracle MASTER Silver SQL」の試験結果

正解率84%で合格でした。試験終了時は多分7割台で合格だろうとは思いましたが、予想より高得点でした。

おすすめの試験対策について

次に、具体的な試験対策についてまとめていきます。参考書(黒本)の周回→「Ping-t」の問題集の周回という流れで勉強していくのがおすすめです。

参考書(黒本)

参考書は黒本と呼ばれる物がおすすめです。黒本とは「オラクルマスター教科書 Silver SQL Oracle Database SQL」という参考書のことです。

黒本は試験問題に近い形式の問題とその解説がテーマごとにまとまっている問題集になっています。こちらを3周程度やって、試験範囲の知識をまんべんなく取得しましょう。ただ、この問題集だけでは、試験を合格するレベルには若干足りないと思います。

Ping-tの問題集

黒本で基礎固めをした後はPing-tを使います。このサイトはIT試験対策に特化した問題集サイトです。

このサイトでは、各IT試験に対応した有料・無料の問題集が用意されています。「Oracle MASTER Silver SQL」に関しては、無料で580問以上収録された実戦形式の問題集とその解説を利用することができます。アカウント登録が必要ではありますが、無料でこのクオリティは凄いですね。基礎的な知識は黒本で獲得できた状態なので、後はこの問題集をひたすら周回することで、試験に受かる水準に持っていきましょう。

黒本を勉強した後なので、こちらの問題集では簡単に解ける問題・よく分からない問題と分かれると思います。問題集では、間違えた問題のみを出題させたり、任意の問題をお気に入り登録することができますので、自分に足りない分野を重点的に解いていくことで効率良く学習することができます。もちろんスマホでも利用できますので、通勤時間や空き時間にもサッと勉強することができるのも利点ですね。

問題集と実際の試験の差異

各問題集と実際の試験問題は似ている問も多いので、本番を意識した学習をすることがおすすめです。

1つポイントとして、問題集では「正しい(間違っている)選択肢を全て選びなさい」と出題されることがありますが、実際の試験では「全て選びなさい」形式は出ず、選ぶ選択肢の数は指定されていましたので、ある程度は絞り込みやすいかと思います。

試験を受けた感想

「Oracle Java Silver」を受験した時と同じですが、Oracleの試験は受験料が30,000円以上と高いので、簡単に落ちれないプレッシャーを感じてしまいますね。また、この試験ではOracle独自のSQL構文を学ぶことが出来るので、Oracleを使う仕事では役立つこともあるかもしれないですね。

試験時間については、勉強時に解答時間を意識したことはありませんでしたが、本番では時間が余ったのでそれ程意識する必要は無いかと思います。

問題集をしっかり解いていけば、それ程難しくなく受かることができる試験ですので、これから受験予定の方は参考にしてみてください。

以上で記事を終わりにします。

参考文献

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