今回の記事では、2021年10月末にJavaのIT資格である【Oracle Certified Java Programmer Silver SE 11 認定資格】(以下JavaSilverSE11)を受験し合格したので、合格体験記と併せて試験合格への対策法についてなど紹介していきたいと思います。
試験概要
まず、試験について軽く紹介します。JavaSilver試験はOracle社が提供しているベンダー資格「Oracle Certified Java Programmer」の1つであり、3段階のレベル(Bronze・Silver・Gold)の真ん中の難易度の試験になっています。ちなみにSilverでは受験資格などは無く、Bronzeを受けなくても良いので、いきなりSilverを受けても大丈夫です。
試験にはバージョンがあり、2022年4月時点で、Oracle認定Javaプログラマ試験の最新バージョンはSE11です。
出題形式 | 選択問題・CBT方式 |
出題数 | 80問 |
試験時間 | 180分 |
合格点 | 正答率63%以上 |
受験料 | 税込32,340円 |
試験では言語の仕様を細かく理解しているかどうかが問われるため、実際に簡単なコードを書くことができる程度の知識が求められます。ベンダー資格特有で、受験料は30000円以上と結構高いです。ちなみに合格率は公表されていません。
試験申し込み~本番までの流れ
僕自身が受験を決めてから、実際に試験を受けるまでの流れを書いていきます。まず簡単なプロフィールから。
受験のきっかけと申し込み
受験を決めたのは2021年8月くらいでした。何故受験するかに至ったかというと、「入社した会社で受けるように言われたから」です。最初は「難しそうだし受験料高いし、別に受けなくても良くね?」と思っていましたが、同期が皆受けるみたいなノリだったので、仕方なく。
その上面倒だったのが、試験申し込みが複雑で分かりづらかったことです。受験料支払いは、楽天でチケットを買って申し込みしました。これは試験代金が浮くので、結構ありがたい。
試験の申し込みについてはこちらの記事にまとめてあります。
試験勉強でやったこと
元々は9月末に受験する予定でしたが、勉強が思うように進まなかったので、1ヶ月延期し10月末に受験しました。試験勉強は参考書メインです。この記事でも詳しく書きますが、「黒本」と言われる参考書を一冊購入し、コツコツ3周程やりました。総勉強時間は計100時間前後と言ったとこでしょうか。当時はテレワークだったこともあり、ダラダラとやっていたので、実質はもっと少ない勉強量だったと思います。
Javaに触れるようになったのは7月からだったので、Javaを勉強し始めてから約4ヶ月で合格ということになりますね。
試験本番
試験は10月30日(土)の午前に受けました。地元では試験を開催してなかったので、都内のテストセンター(高田馬場)で予約をしました。初めて行く場所だったのでちょっと迷いましたが、なんとか遅刻せずに到着。身分証明書が2点必要で、試験前にスコアレポートに載せる顔写真を撮影してもらいます。受付の人も丁寧に案内してくれました。
僕のコンディションの方はというと、正直対策がおろそかで体調も本調子ではなかったです。前日の夜は始めたばかりのソシャゲ(プロ野球スピリッツA)に夢中になって全く勉強せず、当日の行きの電車で1時間弱、黒本の6章と7章を見ていました。いざ試験が始まって1時間くらいしたらお腹が猛烈に痛くなりました。流石に我慢できないくらい痛かったので途中退出してトイレに行きました。試験問題も良く分からない微妙な問題が多く出てきて「これ落ちたかもしらん…」と不合格が頭をよぎりました。
幸い黒本で知っている問題はいくつか出てたので、分かるものはちゃんと答えてそれ以外の微妙なものはなんとなくで解答しました。試験終了時はお祈りしながら終了ボタンを押し…ギリギリで合格してました。
試験結果
試験結果(スコアレポート)は試験終了時にPCの画面に出ます。またCertViewのサイトにログインすると同じ物を見ることができます。僕のスコアレポートを下に載せておきます。

正解率65%で合格。合格点が63%なのでギリギリでした…。もうちょっと勉強しておけば良かったなって感じです。
おすすめの試験対策について
次に試験対策についてです。他サイトでも同様のことが言われていますが、JavaSilver合格には参考書で問題を解いていくことが一番だと思います。有名どころな参考書は3冊(黒本・紫本・白本)があります。
この中で一番おすすめな参考書は黒本(色が黒いので黒本)です。どれか一冊のみ使うつもりなら黒本を選択しましょう。試験問題に近い形式の問題をテーマごとにまとめた問題集になっています。僕は試験対策には黒本のみを使いました。試験本番でも黒本で解いた問題が出題されていたので、黒本をやり込むことが合格への近道でしょう。
黒本に対して紫本は教科書的な内容になっており、プログラミング経験が無いJava初心者向けの参考書と言えます。白本は黒本と同じく問題集です。「一問一答形式」となっており解説も図解で分かりやすい参考書ですが、問題の難易度がやや低めでありネットでも黒本の方が評判が良いので、まず黒本を優先したいです。黒本の問題が分かりにくいという方は白本から買ってもいいかもです。
黒本の使い方
使い方と言っても問題集なので当たり前ですが、基本的にはどんどん問題を解いていきましょう。JavaSilverは言語の細かい部分を聞いてくるので解くのに慣れが必要です。各章を周回して苦手なところを克服し、最後に総仕上げ問題を解きましょう。総仕上げ問題は試験と同じ80問になっているため、本番と同じ3時間で解き時間配分を意識しておくと良いです。
僕自身も最初は各章半分も解けませんでした。1日に1章くらいのペースで3周くらいやり続け、間違えた問題の解説をしっかり読んで3周くらいすれば解けるようになったので、繰り返しが大切です。
さいごに
今回はJavaSilverの合格体験記をまとめました。僕は試験直前の勉強時間が少なく、勉強が足りなかった感がありますが、しっかり黒本の内容を理解していれば合格することは難しくないでしょう。
参考までに僕自身が分かりにくかった所を忘備録としてまとめてあります。
試験を受ける方の参考になれば幸いです。以上で記事を終わりにします。