【ITパスポート試験】合格体験記【約2週間で合格】

【ITパスポート試験】合格体験記【約2週間で合格】

ITパスポート試験を2021年1月に受け合格しましたので、試験の対策・結果・感想などを合格体験記としてまとめたいと思います。

また、基本情報技術者試験を受ける前に、ITパスポート試験を受けるのは有効かどうか、意見を書いています。

試験概要

iパスは情報処理技術者試験の区分では、一番下のレベル1に分類されています。ITを志す人は試験名の通り、この資格をパスポートとしてより上の資格にチャレンジしていきましょうという意味合いがあるようです。

項目詳細
出題形式選択問題・CBT方式
出題数100問
試験時間120分
合格点600点以上(1,000点満点)
受験料7,500円

試験は小問形式(4択問題)の形式の100問となっており、出題範囲はストラテジ・マネジメント・テクノロジの3分野で構成されています。合格点は「全体の正答率60%以上」かつ「各分野で正答率30%以上」の正答率が必要です。試験時間は120分で、試験はCBT方式となっており、好きな日時と会場を選んで受験することができます。

出題範囲はストラテジ・マネジメント・テクノロジと幅広い範囲で一見身構えそうですが、問題1つ1つの難易度自体はそんなに難しくありません。

iパス合格までの流れ

次に、実際の私の受験までの流れと結果を書いていきます。

iパスを受けるまで

2020年の基本情報の試験は新型コロナウイルスの影響により延期され、受験日を選べるCBT方式に変更していたため、21年の2月から3月の間に受験することにしました。逆算してITパスポートを1月に受けることにしました。

大学では卒業研究があったため、試験勉強を始めた時期は10月くらいからです。とは言っても基本情報の勉強を少しだけやった程度で、正月からiパスの対策を本格的に行いました。過去問演出をメインに1日1~2時間くらいは勉強したので、勉強期間は2週間で、総勉強時間は20時間くらいでしょうか。

iパスの試験本番

iパスを受験した日は1月16日でした。CBT方式で、まわりの受験生は高校~大学の学生ばかりでしたね。

試験を受けた感想として、受ける前は「まあ勉強はしたしイケるっしょ(余裕)」な感じで臨みましたが、問題の最初の方に知らない単語(シラバスの新しい内容)ばかり出てきて少し動揺しました。新シラバスの新出内容はほぼ対策してなかったので仕方ないですね。

試験問題の後ろの方は知っている問題が多かったので少し安心し、時間を30分程残して解き終わりましたが、自信の無い問題の見直しなどで試験時間はフルに使いました。

iパスの試験結果

試験の終了と同時に試験結果が表示されました。試験は無事合格でした。スコアレポートが別に見れるので下に載せます。

ITパスポート試験の試験結果

ITパスポート試験の試験結果

結果は正答率72%合格でした。この試験の対策は約2週間だけなので余裕なのかと思えますが、出題範囲が被っている基本情報の勉強をしてた上での正答率70%なので微妙ですね…。

ITパスポート合格への勉強方法

ここから、iパス攻略へ向け必要な勉強時間や勉強法などについてまとめていきます。

誰でも受かる試験って本当なの?

よくネット等では「iパスは誰でも受かる!」「落ちる方がおかしい!」みたいな意見を目にすることが多いです。実際のところどうなんだろうと思ってる人はいるはずです。

上の様な風潮は半分正解で半分間違いです。正確にはiパスは勉強すれば誰でも受かるです。タイプとしては自動車免許の学科試験に近いです。あれはいくら頭が良かろうと、勉強してないと普通は解けないですよね。

「ノー勉で受かった」などと言っている人は、元々学校などで情報系の知識を身に着けていたというだけで、知識を持ってない人がノー勉で受かる資格ではないことは認識しておきましょう。

試験に落ちてしまった人はもれなく勉強していないか、効率の悪い方法を取っているかのどちらかです。そして、効率の良い勉強方法は何か?というと、答えは過去問を繰り返し解くことになります。詳しくはこれから説明していきます。

必要な勉強時間はどれくらい?

私の場合、基本情報の勉強は少しやっていた状態で、iパスの対策をしたのは約2週間でしたが合格しました。1日に平均1時間以上は勉強したので、勉強時間は大体20~25時間は費やしたと思います。

上の方で少しプログラミングができると言いいましたが、プログラミングのスキルはこの試験に関係ありません。大学は理系(工学系)でしたが、勉強に対して不真面目だったので殆ど知識0から始めたようなものでした。

つまり、同じやり方で対策すれば、知識0の人でも20~30時間程度で受かるようになります。毎日30分~1時間勉強するとしたら、1ヶ月~2ヶ月くらいの期間で合格ラインに達しますね。

確実に受かる対策法

ITパスポート試験過去問道場」などの過去問を扱っている媒体で問題をひたすら周回しましょう。過去問道場は無料サイトですが、過去問とその解説がかなり充実しています。 わざわざ試験対策に参考書等のテキストは買わなくていいです。何故なら、参考書を読むより過去問を解いた方が時間も掛からず断然効率が良いからです。

本番の試験でも過去問そのままや類題が多く出るので、合格するには過去問演習が一番です。間違えた問題の解説を理解し、できるまで繰り返し復習して頭に定着させていきましょう。過去問道場の出題範囲で「おすすめ」をチェックして、そこの問題をしっかり解けるようになれば合格は余裕です。合格するには過去問道場で正答率8割くらいは欲しいですね。出題範囲は広く浅いため、出題される問題は全て理解できるように解いていくことを推奨します。

そもそも、私は勉強があまり好きでは無いので、分厚い参考書などは読みたくありませんし、実際読めません。なるべく楽に合格できる方法を取ったらこのやり方に落ち着きました。一見効率が悪いようにも見えますが、これが受かるための一番の方法です。

シラバスの新単語について

シラバスとは、iパスの試験範囲の詳細を示した文書のことで、ここから試験問題が出題されます。シラバス自体はIPA(試験を運営している団体)の公式ホームページにも公開されており、誰でも入手することが可能です。シラバスのPDFファイルは公式ページから参照することができます。

このファイルは「これを読めば出題範囲が分かる」という文書ではありますが、結構ボリュームがある文書で、つらつらと用語名が書いてあり、全部読んで理解するとなると大変労力が掛かります。また載っているのは単語ばかりで、単語ごとの意味までは書いていないため、PDFだけ読んでもあまり意味はありません。過去問演習などで単語の意味を理解する必要があります。

この文書に出てくる新出単語は文字通り新しい用語なので、過去問では扱っていない内容であり、単純な過去問演習だけでは触れることのない内容になっています。しかし、シラバスで新しく出た用語は試験本番で出題される可能性が高いので、過去問演習とは別にしっかり抑えておくと得点アップに繋がります。

新単語についても頭に入っていれば得点アップに繋がるので余裕がある人は覚えておきましょう。シラバスの対策については別記事にまとめてあります。

計算問題は捨てずに解くべき

計算問題については、ネットで検索してみると「計算問題は全部捨てて受かりました!」といった記事等がヒットします。しかし、計算問題だからといって無条件に全部捨てるべきではないと思います。

計算問題の中に解き方を知っていれば誰にでも解けるような問題はあります。これらを捨ててしまうのはもったいないです。例えば、簡単な計算問題の例を挙げると「損益分岐点」や「稼働率」の問題は簡単です。これらの問題は解法を覚えておきましょう。

上記の様に、計算問題でも解き方を覚えておけば簡単に解ける問題はいくつかあります。そのような問題はスルーせずに解くことが合格への近道になると思います。

解法を覚えるためには過去問道場などで解いた時に、解説をしっかり読んで理解することが大切です。

試験本番で気を付けること

本番の試験ではいきなり知らない問題が出てくる可能性が高いです。実際に受けた時にも初っ端で知らない問題が出題されました。この試験に限らず、新しい問題は初っ端に出てくる印象があります。

ここで大事なのは焦らないことです。分からない問題は飛ばしていけばすぐに知ってる問題に出くわすので落ち着きます。ちゃんと過去問道場やれば余裕で合格できます!どんだけ過去問道場をやれるかがカギです。

基本情報の前にiパスを受けるのはアリ?

私見ですが、iパスを基本情報の前に受けることは有効だと思います。このやり方がおすすめなのは、基本情報の午前問題の知識が全くない人です。学校等で情報分野を勉強していて、基本情報の午前問題がある程度解けるという方は、iパスをスルーして基本情報に向けて勉強することをおすすめします。

その理由は、iパスが初級者向けの資格だからです。IT系の知識が全くない人が基本情報を受験するとなったとき、先にiパスを取ることで基本の午前試験への基礎固めになります。逆に言えば、既に一定の知識がある人には必要ありません。

iパスと基本情報は問題が被っていることが多く、基本情報の問題を解く時に「iパスでやったやつだ!」となることが少なくありません。しかし、iパス特有の問題というのも存在するので学んだことが全て活かせる訳ではない、というのは覚えておきましょう。

なので、「基本情報を勉強しているけど内容が難しくて分からない」人は先にiパスからやるのも手です。iパスで身に着けた知識は無駄にはならないと思います。

また、基本情報ではiパスで出てくる計算問題(例えば2進法の計算など)ができないと、基本情報の問題には太刀打ちできません。そうなると合格が非常に厳しいので、iパス対策をする中で出題される計算問題はマスターするようにしたいです。

いざ基本情報の対策を始めた時に、1からやって苦労するよりか、早い内に苦手意識を克服しましょう。


今回はITパスポート試験の攻略方法についてまとめました。受験者の参考になれば幸いです。以上で記事を終わりにします。

参考文献