今回はITパスポート試験(iパス)について、「計算問題を捨てて対策することが有効か」どうか考えていきたいと思います。
ITパスポート試験の合格攻略法については以下の記事をご覧ください。
計算問題を捨てる人は意外と多い?
iパスで計算問題を捨てることってよくある事なのでしょうか?
「ITパスポート 計算問題」でネット検索してみると、予測欄に「ITパスポート 計算問題 捨てる」や「ITパスポート 計算問題 難しい」といった候補が出てきます。
実際に検索してみると、「計算問題は全部捨てて受かりました!」といったネット記事等がヒットします。
iパスにおいて計算問題を捨てるということは珍しくない事例の様ですね。特に数学が苦手な文系の人は計算問題を捨てる傾向が比較的高いと思われます。果たして有効な手段なのでしょうか。
データから見る計算問題の割合
過去問道場に掲載されている実際の過去問から、各試験回ごとに計算問題がどの程度占めているか調べてみました。試験問題は100問です。
試験回 | 計算問題の数(全体:100問) |
---|---|
令和3年春 | 6問 |
令和2年秋 | 7問 |
令和元年秋 | 8問 |
平成31年春 | 7問 |
平成30年秋 | 7問 |
平成30年春 | 11問 |
平成30年春を除いて6~8問となっています。つまり殆どの場合、計算問題が出題される割合は1割にも満たないことが分かりますね。
仮に計算問題が1割(10問)出題されるとして全て捨てた場合、全体で6割正解するには90問中60問以上正解する(正答率66.7%以上)必要があります。(実際の試験では配点は1000点満点ですが、1問10点ではないので注意)
これを簡単と見るか難しいと見るかは人によって異なるかと思います。
捨てるべきでない簡単な計算問題
計算問題だからといって無条件に全部捨てるべきではありません。
計算問題の中に解き方を知っていれば誰にでも解けるような問題はあります。これらを捨ててしまうのはもったいないです。例えば、簡単な計算問題の例を挙げると「損益分岐点」 の問題や「稼働率」の問題は簡単です。これらの問題は解法を覚えておきましょう。
結論:簡単な計算問題は捨てずに解くべき
計算問題でも、解き方を覚えれば簡単に解ける問題はいくつかあります。そのような問題はスルーせずに解くことが合格への近道になると思います。
解法を覚えるためには過去問道場などで解いた時に、解説をしっかり読んで理解することが大切です。
最悪、どうしても理解できないと感じた場合は諦めて捨てた方が無難だと思います。ここて言いたいのは、計算問題だからとすぐ捨てる判断をするのでは無く、一旦取り組んでみることが大切であるということです。
基本情報を考えている人は計算問題を捨てるべきではない
基本情報へステップアップを考えてる人は計算問題を捨てて対策しないのは悪手です。計算問題は捨てないようにしましょう。
基本情報ではiパスで出てくる計算問題(例えば2進法の計算など)ができないと、基本情報では午前午後問わず問題に太刀打ちできません。そうなると合格が非常に厳しいので、iパス対策をする中で出題される計算問題をマスターするようにしたいです。
いざ基本情報の対策を始めた時に1からやって苦労よりか、今の内に計算問題への苦手意識を克服しましょう。
まとめ
今回はiパスの計算問題への取り組み方について自分なりの考察をまとめてました。繰り返しになりますが、計算問題は一度は解いてみることをおすすめします。
iパス対策への参考になれば幸いです。以上で記事を終わりにします。