【IT資格】iパス・基本情報・応用情報を4ヶ月で合格したことを振り返る

【IT資格】iパス・基本情報・応用情報を4ヶ月で合格したことを振り返る

2021年に、ITエンジニア1年目である僕が取得したIT系資格(iパス基本情報応用情報)についてまとめてみました。それぞれ受けた理由についてや、勉強した期間・試験結果などを簡単に書いていきたいと思います。

目次

IT系資格の受験を決めたきっかけ

当時、僕は2021年度の新卒のITエンジニアとして、IT系の会社に入社することになりました。

大学は理系で、在学中からなんとなくIT系を志望してはいた程度なので、ITに関した資格は何も取っていませんでした。

…というか大学をサボり過ぎてしまい、卒業が大変だったので、そんなことを考える余裕が全くありませんでした。学校の授業も身に着かず、ITの知識もほぼ無い(一応C言語のプログラミング経験がちょっとあるくらい)ながらも、なんとかIT業界に就職することはできました。

そんな中、内定したIT系企業から私たち新卒社員宛てに「入社するまでに基本情報(基本情報技術者試験)を取得して欲しい。最低限ITパスポートは取っておいて欲しい」とお達しがありました。

当然、資格は何も持っていなかったので、まずITパスポートから受けて、入社する4月までに基本情報の合格を目指すというプランを立てました。

当時のプロフィールについて

資格を受けることになった時の、僕のITに関するスキルなどのプロフィールを簡単にまとめてみました。

筆者のプロフィール
  • IT企業に内定をもらった大学生
  • 大学は理系(工学系)でプログラミング経験(C言語)は1年程あり
  • IT系の資格は何も持っておらず、資格勉強をしたことは無い

普段から勉強する習慣も無く、なるべく楽したい性格です。資格なんて縁の無い人生を歩んできました…。

学生時代に資格を取るって意識高いなあ」って感じでしたが、若い時の自己研鑽は結構大事なことですよね。今、学生の人は、できれば在学中に資格取得や勉強等の自己投資をしておくと、後々人生で役立つと思います。

iパス合格までの流れ

それぞれの試験を受けた時の流れと試験結果を、ITパスポート試験(iパス)から順番に書いていきます。まずはiパスからです。

iパスを受けるまで

2020年の基本情報の試験は新型コロナウイルスの影響により延期され、受験日を選べるCBT方式に変更していたため、21年の2月から3月の間に受験することにしました。逆算してITパスポートを1月に受けることにしました。

大学では卒業研究があったため、試験勉強を始めた時期は10月くらいからです。とは言っても基本情報の勉強を少しだけやった程度で、正月からiパスの対策を本格的に行いました。過去問演出をメインに1日1~2時間くらいは勉強したので、勉強期間は2週間で、総勉強時間は20時間くらいでしょうか。

iパスの試験本番

iパスを受験した日は1月16日でした。CBT方式で、まわりの受験生は高校~大学の学生ばかりでしたね。

試験を受けた感想として、受ける前は「まあ勉強はしたしイケるっしょ(余裕)」な感じで臨みましたが、問題の最初の方に知らない単語(シラバスの新しい内容)ばかり出てきて少し動揺しました。新シラバスの新出内容はほぼ対策してなかったので仕方ないですね。

試験問題の後ろの方は知っている問題が多かったので少し安心し、時間を30分程残して解き終わりましたが、自信の無い問題の見直しなどで試験時間はフルに使いました。

iパスの試験結果

試験の終了と同時に試験結果が表示されました。試験は無事合格でした。スコアレポートが別に見れるので下に載せます。

iパスの試験結果

iパスの試験結果

結果は正答率72%合格でした。この試験の対策は約2週間だけなので余裕なのかと思えますが、出題範囲が被っている基本情報の勉強をしてた上での正答率70%なので微妙ですね…。

iパス試験の合格におすすめな対策法などは下の記事にまとめてあります。

基本情報合格までの流れ

次に、基本情報技術者試験(基本情報)について試験までの流れと結果について書いていきます。

基本情報を受けるまで

iパスに合格した後から、基本情報の勉強をちゃんとやり始めました。基本情報の受験日は2月17日だったので、勉強期間は丁度1ヶ月ですね。

iパスと比べて期間は倍の長さですね。同じく一日1~2時間くらいは勉強したので、総勉強時間は大目に見積もって50時間くらいだと思います。

基本情報の試験本番

基本情報はCBT方式で、好きな日程に受けられたので平日に受験しました。また、2回受けに行くのは面倒だったので午前試験と午後試験は同日に受けました。試験会場では学生風の受験者に混じってスーツを着たおじさんが何人かいたのが印象的でした。何の資格を受けていたかは分かりませんが…。

午前試験では隣のパソコンで受けてた子が凄い速さでマウスをカチカチクリックしてて、1時間くらいで即退出してたので、僕も謎の対抗心を燃やしてその後に続いて1時間10分くらいで退出しました(笑)皆さんは早く終わってもちゃんと見直しをしましょう。

午後試験の時間まで1時間程度インターバルが空いていたので、試験会場近くのマックで午後試験の最後の見直しをやってました。(必ず解く予定の情報セキュリティアルゴリズムプログラミング言語(C言語)の内容)

午後試験は100%受かる自信はなかったのでちょっと緊張しましたね。いざ試験が始まると時間に追われるので緊張してたのは試験開始直前まででしたが…。いざ始まってみると、情報セキュリティとアルゴリズムが比較的簡単だったので余裕が持てました。

基本情報の試験結果

実際に受けるまで自信はあまりなかったのですが、なんだかんだ危なげなく合格できました。 結果を下に載せます。

基本情報の結果1

基本情報の結果1

基本情報の結果2

基本情報の結果2

画質が悪くて申し訳ないです。データがスマホのスクショにしかありませんでした…。午後の問2~問5から2問選んで解答するところは、何が出題されたか公表するのは良くないらしいので、念のため伏せておきます。選択したプログラミング言語はC言語です。

午前が86.25点で、後日送られてきた成績通知書のはがきによると午後が78.00点合格でした。iパスより好成績ですね。基本情報は筆記試験からCBT方式になって合格率がかなり上がったようなので、その影響かも?

基本情報試験の合格におすすめな対策法などは下の記事にまとめてあります。

応用情報合格までの流れ

最後に応用情報技術者試験(応用情報)を受けた時について試験までの流れと結果書いていきます。

応用情報を受けるまで

応用情報については受験を決めたのが基本情報を受けたすぐ後だった記憶があります。

会社からのノルマは達成しましたが、基本情報が筆記試験からCBT方式の試験に変わったことから、どうせ受けられるしと基本情報の上位の試験である応用情報技術者試験(応用情報)を4月に受けました。

「絶対に取ろう!」と思っていた訳では無く、「IT業界なら持っておいた方が得・受験費用も他の2つと同じ5700円である・試験日も4/18と近い」などいった、大したことない理由で受けました。やったことのない記述の筆記試験だったし、秋にもう一回受けようって気持ちの記念受験だったんですね。

上に書いた通りモチベーションはそんなになかったことや、4月から社会人になり前ほど時間が取れなかったこともあり、期間は約2ヶ月と空きましたが勉強量自体は基本情報の時より少なかったと思います。 恐らく総勉強時間は20~30時間くらいですかね。明らかに勉強不足でした。午後の選択問題は事前にある程度分野を絞って決めていました。

応用情報の試験本番

試験日は日曜だったので家族に車で送ってもらいました。試験会場はデカいホールみたいなところでした。

会場は1000人くらい入る大部屋に机がズラッと並んでいて、大学入試の時を思い出しました。私の席は一番後ろの席だったので、後ろから周りが良く見えたんですが、受験者の年齢層は基本情報よりぐっと上がっていて、社会人風の方が多かったですね。僕の左前の方に座っているおじさんが独り言をブツブツ言ったり一人で笑ったりしていたのが印象的でした。(試験のプレッシャー?)ただ、欠席してる机もそこそこいました。午後になるとそれより減って結構空きが見えてました。

午前試験は過去問も多く1時間ちょいくらいで解答し終わったので早めに退出しておにぎりを食べたり休憩してました。また午後の試験になるまで持参した参考書でセキュリティの章を見直してました。

午後試験ではセキュリティシステムアーキテクチャ組み込みシステム情報システムシステム監査を選択しました。本当は情報システムではなくプログラミングを選択する予定でしたが、一見して難しそうだったので、アドリブで情報システムに変えたのですが、それが失敗でした。全然分からなかったので適当に回答してしまいました。

後日、自己採点した時では情報システムは殆ど不正解でした。やっぱプログラミングにしとくべきだったかと後悔。合計点もざっくりと採点して55~58点くらいだったので落ちてると思っていました。

応用情報の試験結果

記念受験的に受けたのですが、その応用情報も予想を裏切りギリギリの点数で運よく合格しました。(まぐれに近い)下に試験結果を載せます。

応用情報の結果

応用情報の結果

午前が75点午後が60点でした。午後が超ギリギリでした…。正直、受かってると思ってなかったのでビックリしましたね。記述問題の部分点とかがあったのかもしれません。こんなんで受かってもいいのか?と思ったかもしれませんが、合格は合格なので気にしないことにします。

あとから振り返って「もっとこうすれば良かったなあ」と思うことはいくつかあったので、やった方が良かった試験対策やコツなどは詳細を別記事にしたいと思います。

応用情報試験の合格におすすめな対策法などは下の記事にまとめてあります。

さいごに

振り返ると、1月から4月の約4か月でiパス(CBT)→基本情報(CBT)→応用情報(筆記)を連続で一発合格したということになります。こうしてみると受験のスパンが結構短いなという印象です。試験が暗記系で詰め込みしやすいからできる芸当ですね。

また、余談ですが7月の始めにも別で申し込んでいた情報セキュリティマネジメント試験にも合格しました。情報セキュリティマネジメント試験の合格におすすめな対策法などは下の記事にまとめてあります。

その他、合格したIT資格は『IT資格の部屋』で一覧にまとめています。

良ければ参考にしてください。以上で記事を終わりにします。

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