【基本情報技術者試験】科目B試験のおすすめ対策法を解説

【基本情報技術者試験】科目B試験のおすすめ対策法を解説

今回は基本情報技術者試験(基本情報)の科目B試験のおすすめの対策法について紹介していきます。2023年4月から試験制度が変わり、今までの午後試験が科目B試験に置き換わったので注意が必要です。

目次

科目B試験の内容について

科目B試験では20問出題され、全問に解答する必要があります。また、出題分野はアルゴリズム・プログラミングが16問とセキュリティが4問の2分野のみになります。試験時間は100分です。

分野問題数
アルゴリズム・プログラミング16問
セキュリティ4問

科目B試験の合格点は1,000点満点中600点以上になりますが、配点はIRT(項目応答理論)方式で行われるので詳細は公開されていません。また、出題数20問中の1問が今後の試験の評価用の問題のため、採点に含まれません。

今までの午後試験では各分野から選択する方式だったので、形式が大きく変わったと言えます。出題分野もアルゴリズム・プログラミングの比重が大幅に上がりました。

科目B試験の対策

ここから、具体的な科目B試験の対策方法についてまとめていきます。

科目A試験での基礎知識を定着させる

まず、前提として科目A試験での情報セキュリティ・アルゴリズムとプログラミングの分野の対策をしっかり行うことが重要です。科目B試験は科目A試験より難易度が高まるので、基礎知識が身に付いていないと効率的な対策が難しくなります。

試験で使われるプログラム言語の仕様を把握する

実際の試験問題で使われるプログラム言語の仕様は、公式1で公開されていますので、対策を始める前に見ておくと頭に入りやすいです。

基本的にはif文for文while文など馴染み深い構文なのでプログラムに慣れている人はすぐに理解できると思います。

公式のサンプル問題を解く

公式が公開している科目B試験のサンプル問題2がありますので、問題に慣れるためにも事前に解いておきましょう。

なお、『基本情報技術者試験ドットコム』でもサンプル問題のページ3同様の問題と解説が掲載されているので、そちらで勉強することも可能です。

アルゴリズムとプログラミングは紙に書いて解く

プログラミングの問題では、プログラムの動きを正確に理解できないと解答を選ぶことができませんので、プログラムの動きをトレースする能力が必要です。

画面上だけで動きをトレースするのは難しいため、メモを用いてプログラムを読み解く方法がおすすめです。特に、配列の中身や処理の順序などは書かないとミスしやすいです。

本番でもメモはできるので、ちゃんとメモする癖をつけておきましょう。

本番時の時間配分も決めておく

大体でいいので、本番を迎える前に時間配分を決めときましょう。全体で100分で20問なので、1問5分を基準として計算しておくと良いです。

ただ、アルゴリズム・プログラミングはプログラムをトレースする必要があるので、時間は多めに取りたいです。

その上で、過去問演習の内から決めておいた時間配分を意識して解きましょう。アルゴリズムなどは問題に時間を掛けて理解することは大事ですが、本番前には想定の時間内に解くようにしたいです。


基本情報の午後の選択問題についてまとめました。アルゴリズム・プログラミング対策をしっかり固めておく必要があるので、そちらを重点的に勉強していくことが近道です。

以上で記事を終わりにします。

関連記事