【基本情報技術者試験】午後試験の選択問題の決め方【おすすめを解説】

【基本情報技術者試験】午後試験の選択問題の決め方【おすすめを解説】IT資格
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今回は「基本情報技術者試験」(基本情報)の「午後試験でどの分野の問題を選択すべきか?」に関して、基本的な選択分野の決め方と、僕なりにおすすめだと感じた分野を紹介していきます。

2023年4月から試験制度が変わり、今までの午後試験は「科目B試験」に置き換わります。それに伴い、出題範囲も大きく変更されることになりました。この記事ではこれまでの午後試験の選択問題についての内容になります。

この記事に書いてあること
  • 基本情報の午後問題についての概要
  • プログラミング言語の選択の決め方
  • それ以外の選択問題の決め方
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午後試験の選択問題について

午後試験では各分野の大問が11問あり、その中から5問を選択して解答する必要があります。(情報セキュリティアルゴリズムは必答)

回答問題出題分野配点
必答問題1情報セキュリティ20点
選択問題1選択問題2
(5問中2問選択する)
ソフトウェア・ハードウェア
データベース
ネットワーク
ソフトウェア設計
プロマネ・サーマネ・システム戦略
15点×2
必答問題2アルゴリズム25点
選択問題3
(どれか1問選択)
C/Java/Python/アセンブラ/表計算25点
午後試験の出題分野と配点

こうして見るとアルゴリズムプログラミング言語の問題の配点が高いですね。2つ合わせて50点の配点となっています。この2つは必須なので対策は避けて通れません。

選択問題の決め方:プログラミング言語

まず最優先で決定すべきはプログラミング言語の選択です。なぜなら選択問題で1番配点が高い(25点)からです。

なにかしらの出題されているプログラミング言語を経験している人はその言語を選択しましょう。経験がなければ表計算がおすすめです。なぜなら、他のプログラミング言語の問題は知識0の状態から解けるようになるまでに必要な時間がとても大きいからです。僕は経験したことがあるC言語を選択しましたが、アルゴリズムの思考に加え、言語特有の知識(C言語でいう所のポインタなど)も覚えていないと回答するのは難しいと感じました。

あえて未経験者でプログラミング言語を選択したい方には、出題される言語の中だと比較的コード複雑でなく需要も大きいPythonがおすすめでしょうか。

選択問題の決め方:問2~5(2問選択)

次に、問2~5の選択問題を決めますが、事前に決めて置いた問題が出ない可能性があります。テクノロジ系4科目(ソフトウェア・ハードウェアデータベースネットワークソフトウェア設計)から3問が出題され、マネジメント・ストラテジ系(プロマネ・サーマネ・システム戦略)から1問出題されます。

おすすめはテクノロジ系です。マネジメント・ストラテジ系は合わせてどれか1問しか出ないので、勉強しても時間効率が悪いです。逆に、テクノロジ系は4分野の内3つ勉強すれば、本番で確実に2問勉強した分野を回答できます。基本的には得意なものを選択するのが良いですが、決める前に一通り解いてみるのを勧めます。特に得意分野が無いという方向けに、僕の主観ですがおすすめ度を紹介します。

とは言っても「絶対に取るべき!」または「絶対に避けるべき!」といった分野はありません。どれも基本情報の出題範囲の中で問題が作られているので、問題間にそこまで大きな差はないと思います。ここで悩んで時間を使うよりかは、配点の高いアルゴリズム・プログラミング言語対策に取り組む方が賢いかもしれません。

ちなみにですが、僕はソフトウェア・ハードウェアネットワークソフトウェア設計の3つのみ対策をして残りは捨てていました。

ソフトウェア・ハードウェア(おすすめ度:★★★★★)

一番おすすめです。特にハードウェアは組み込みエンジニア向けの問題が出題されますが、過去問を見ても簡単なものが良く出る印象。解くのにそれほど時間も掛からないのでなお良し。論理回路(ANDやOR)や2進数の計算などをしっかりできるようにしましょう。

データベース(おすすめ度:★★★★☆)

SQLの構文や制約など覚えることは比較的ありますが、覚えてしまえば簡単に解けるとの評判です。僕が受けた当時はまだDBを触ったこともなく、SQL構文がよく覚えられなかったので捨てました笑

余談ですが、ITエンジニアになる方のほとんどはDBに触れる機会があると思います。実際に使うと頭に入って理解できることが多かったので、プログラミングとまでは行きませんがやや経験者向けなんじゃないかなと思います。

ネットワーク(おすすめ度:★★★☆☆)

必須の情報セキュリティと内容が被っているので、これをおすすめする人もいるみたいです。しかし、知識を問われる問題が多く、平均的に難しいのであまりおすすめ出来ません。過去問でも難易度が高い問題が多いです。インフラエンジニアを目指している方は実際の業務に近いのでおすすめです。

ソフトウェア設計(おすすめ度:★★★☆☆)

これもあまりおすすめ出来ません。複雑な問題が多い印象。問題にはフローチャートを始めクラス図シーケンス図も色々出てくるので、それらが不得意な人は選択を避けた方が無難な気がします。要求される知識レベルはそこまで高くなく、フローを読み解く力が重要になります

プロマネ・サーマネ・システム戦略(おすすめ度:★★☆☆☆)

個人的に避けた方が無難だと思います。上に書いた通り、どれか1つしか出題されないので、勉強しても効率が悪いです。文系問題にかなり自信があるという方以外は別の問題をやりましょう。

本番時の時間配分も決めておく

大体でいいので本番を迎える前に時間配分を決めときましょう。僕はアルゴリズムとプログラミングは最大で45分ずつ、その他3題を最大20分ずつにしてました。

アルゴリズムとプログラミングは配点が25点ずつと高いので時間も多めに取りたいです。大まかな配分を決めたら対策を行っていく中で配分の微調整をしていくといいですね。

さいごに

基本情報の午後の選択問題についてまとめました。配点的にもアルゴリズムとプログラミング言語の対策をしっかり固めておく必要があるので、選択問題にこだわりすぎる必要はないかと思います。この記事が午後試験の選択に迷っている方は参考になれば幸いです。

以上で記事を終わりにします。

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