【AWS CLF】合格体験記【未経験で約1か月で合格】

【AWS CLF】合格体験記【未経験で約1か月で合格】

AWS Certified Cloud Practitioner(クラウドプラクティショナー)試験(CLF-C01)を2023年6月に受け合格しましたので、試験の対策・結果・感想などを合格体験記としてまとめたいと思います。

試験概要・難易度

AWS CLF試験はAWS認定資格の中で入門レベルの資格に位置しています。AWSクラウド・サービス・用語について基礎的な理解が求められます。

項目詳細
出題形式選択問題・CBT方式
出題数65問
試験時間90分
合格点700点以上(1,000点満点)
受験料100ドル

合格点は1,000点満点中700点以上となっていますが、得点は100~1,000のスケールスコアで採点され、問題の配点が非公開のため、単に7割正解すればOKという訳では無いことに注意しましょう。合格率も非公開になっています。

試験としては、あくまで各分野の基礎が問われていますので、試験範囲の基礎を全般的に抑えられるかが重要です。しかし、試験で扱われる範囲が中々広いので、難易度としてはAWSの一番下のレベルの試験にしては結構高いんじゃないかなと感じました。単純に比較はできませんが、ITパスポート試験よりかは一段難しいと思います。

試験申し込み~試験対策

実際に私が受験を決めてから、試験本番までの流れを書いていきます。当時のプロフィールは以下になります。

プロフィール
  • 開発系のITエンジニア(2年目)
  • AWSを業務で使用することはほぼなし

受験のきっかけ・申し込み

受験しようと決めた理由は、AWSへの興味もありましたが、会社の査定のためというのが大きかったです。CLFとその上の資格であるSAA(ソリューションアーキテクトアソシエイト)まで取得することで査定評価でプラスされるので、とりあえずそこまで取得しようと思っていました。

申し込みは公式サイトからピアソンビューで行いました。

実際にやった試験対策

ここから実際に行った試験対策について書いていきます。試験勉強では、参考書Webの問題集を使いました。勉強期間は1ヶ月くらいで、勉強時間は30時間くらいでした。

まず始めに、ざっとAWS全体の基本を抑えるため、参考書の「AWS認定資格試験テキスト AWS認定 クラウドプラクティショナー 改訂第3版」を一周通して読みました。通称緑本と呼ばれており、最初の取っ掛かりとしては良い参考書だと思います。載っている練習問題の数は多くはありませんでした。新版が出ているので、そちらを紹介します。

参考書を読んだだけでは知識が定着しませんので、WEB問題集の「AWS認定資格 無料WEB問題集&徹底解説」を解いていました。無料かつ問題の数は多く、各問題にコメント欄が搭載されているのが特徴です。少し気になった点として、後半の問題で問題文・選択肢の日本語がおかしい物が散見されました。コメント欄でも指摘・訂正されているので、コメントを参考にしつつ周回していけば良いと思います。

試験直前になって、上記の対策で大丈夫か不安になったので、公式で試験範囲がまとめられている「AWS Cloud Practitioner Essentials」にも目を通しました。こちらも無料ですが公式が出している物ですので、試験範囲の事項が分かりやすくポイントがまとめられています。

また、試験勉強と並行してポイントになりそうな所を「【AWS CLF】試験対策用備忘録メモ【クラウドプラクティショナー】」の記事にメモとしてまとめてみました。

試験本番・結果

試験は土曜日午前に受けました。試験会場はOracleの試験で来たことのあるビルでしたので、スムーズに受付までできました。受付の際は、本人確認に身分証明書が2点必要なので、事前にちゃんと確認しておきましょう。

試験では勉強した通りの問題はあまり出ないので、自分の中での手応えはイマイチでした。出題傾向としては長文の問題が結構出されていました。見直しも含めて、試験時間は30分くらいは残して終了しました。元々暗記が苦手なのもありますが、やはり勉強不足感が否めませんでしたね。

試験結果が以下になります。

AWS CLFの試験結果

AWS CLFの試験結果

結果は789点で合格でした。正直、試験中は合格しているか半々くらいかなと感じていましたが、配点が非公開のせいか思ったより点が伸びていましたね。

おすすめの試験対策について

今回の受験を踏まえての、おすすめの試験対策についてまとめていきます。

まず始めに、試験範囲の確認として範囲を網羅している参考書か、公式の「AWS Cloud Practitioner Essentials」を学習すると良いと思います。その後、WEB問題集やUdemyの有料問題集等で問題を繰り返し解いていくことがおすすめです。

なお、AWS試験では、「ブレインダンプサイト」と呼ばれる流出した過去問を販売しているサイトもあります。これらは、そもそもの運営元自体が怪しいものだったり、問題が古いバージョンから更新されていなかったりするので、避けた方が無難です。

AWSに慣れるため、ハンズオンで動かして学習するという対策方法もありますが、この様な方法は学習に時間が掛かってしまうので、合格が目的の場合は個人的にはあまりおすすめ出来ません。

確かに、当サイトでもAWSで運用していますので、実際にAWSを使うことが一番スキルが身に着くというのは理解できるんですけどね…。合格一点狙いの方は問題演習を中心にこなしましょう。


今回はAWS CLFの合格体験記についてまとめました。最近では、「Ping-t」にて、「CLF-C02」の「無料問題集」が出ているので、こちらも活用すると良いかもしれません。

以上で記事を終わりにします。

参考文献