今回は応用情報技術者試験(応用情報)の午後の選択問題について「おすすめな選択問題の分野」を紹介したいと思います。
応用情報試験の合格におすすめな対策法などは下の記事ににまとめてあります。
応用情報の午後試験について
応用情報の午後試験は、長文問題が11問出題され、その中から5問を選択して解答する形式になっています。(問1の情報セキュリティは必須)
選択問題 | 分野 |
---|---|
問1 | 情報セキュリティ |
問2~問5 (10問から4問を選んで解答する) | 経営戦略 システムアーキテクチャ ネットワーク データベース 組み込みシステム開発 情報システム開発 プログラミング プロジェクトマネジメント サービスマネジメント システム監査 |
午後試験は100点満点で、1つの大問につき配点は20点です。合格点は60点以上です。単純な暗記だけでも通用する午前試験とは違い、文章の読解力と回答に必要な記述力が求められています。
おすすめな選択問題って?
情報セキュリティは必須として、選択問題は基本的に「自分の得意分野から選ぶ」のがスタンダードな方法です。選択問題は4問解く必要がありますが、本番の問題が難しい可能性もあるので予備でもう1分野入れて5分野くらいを対策しておくといいでしょう。
特に得意分野が思いつかない方向けに、僕の印象ではありますが各分野のおすすめ度を紹介していきます。ちなみに、試験時間は150分なので大問1問につき30分ずつの時間があります。
プログラミング【おすすめ度:★★★★☆】
プログラミングが得意な人は選択するのがおすすめです。記述ではありますが、基本と比べてもそれ程難易度は上がっていません。
基本情報でアルゴリズムとプログラミング言語を得点源にしてた人には特におすすめです。ただ問題でハマると時間をたくさん掛けてしまいがちなので注意。
ストラテジ・プロマネ・サーマネ・経営戦略【おすすめ度:★★★★☆】
ストラテジ・プロジェクトマネジメント・サービスマネジメント・経営戦略辺りのいわゆる「文系問題」は比較的おすすめです。
知識な必要な理系問題とは少し違い、国語的な問題が多いため理系問題と比べて全体的に難易度が低く必要な知識量も少ない傾向にあると言えます。
システム監査【おすすめ度:★★★★★】
システム監査は超オススメです。答えは問題文から抜き出せばいいので最悪対策してなくても解けます。システム監査は理系科目を取る人にも勧めたいです。
回答も他の分野に比べて速く解き終わることができるので時間制約にもなります。僕も受験時には4問を理系科目で受験しましたが、文系問題はシステム監査だけ取りました。
ネットワーク・情報システム開発【おすすめ度:★☆☆☆☆】
ネットワーク・情報システム開発はおすすめできません。この二つは過去問が全体的に難しいので避けた方が無難です。
(ちなみに筆者は本番で情報システム開発を選んでそこだけ爆死しました…)
組み込みシステム開発【おすすめ度:★★★☆☆】
計算問題が多い印象。年によって難易度の差が激しいので安定するかといったといったら微妙ですね。
データベース【おすすめ度:★★★☆☆】
データベースは仕事でSQLを使っている人などには勧めたいですが、そうでないならあまりおすすめできません。暗記することが多いので対策に時間がかかります。
実際に僕が試験で選択した分野
僕が試験を受けた時は、午後試験ではセキュリティ、システムアーキテクチャ、組み込みシステム、情報システム、システム監査を選択しました。結果は60点でギリギリ合格。
やはりシステム監査で得点を稼げたのが合格に繋がっていたと思います。逆に情報システムでは問題が分からな過ぎて足を引っ張ってしまいました。
まとめ
今回は応用情報の午後試験の選択問題についてまとめてみました。選択問題では特に「システム監査」は他の分野に比べてとても簡単です。選択問題に迷っている方は是非選択することをおすすめします。
結局のところ、得意分野が無いという方は情報セキュリティ+オール文系問題で対策していくのが一番時間を掛けずに合格率が高いと思います。
以上で記事を終わりにします。