今回は応用情報技術者試験(応用情報)の午後の選択問題について、個人的におすすめな選択問題の分野を紹介します。
応用情報の午後試験は、長文問題が11問出題され、その中から5問を選択して解答する形式になっています(問1の情報セキュリティは必須)。
午後試験は100点満点で、合格点は60点、1つの大問につき配点は20点です。単純な暗記だけでも通用する午前試験とは違い、文章の読解力と回答に必要な記述力が求められています。
ちなみに、試験時間は150分なので、単純計算で大問1問につき30分ずつの時間があると計算できます。
情報セキュリティは必須として、その他の選択問題は基本的に自分の得意分野から選ぶことがスタンダードな方法です。選択問題は4問解く必要がありますが、本番の問題が難しい可能性もあるので予備でもう1分野入れて5分野くらいを対策しておくといいでしょう。
特に得意分野が思いつかない方向けに、私見ですが各分野のおすすめ度を紹介していきます。
プログラミングが得意な人は選択するのがおすすめです。記述ではありますが、基本と比べてもそこまで難易度は上がっていません。
基本情報でアルゴリズムとプログラミング言語を得点源にしてた人には特におすすめです。ただ、問題でハマると時間をたくさん掛けてしまいがちなのでタイムマネジメントに注意。
ストラテジ・プロジェクトマネジメント・サービスマネジメント・経営戦略辺りのいわゆる文系問題は比較的おすすめと言えます。
知識な必要な理系問題とは少し違い、国語的な問題が多いため理系問題と比べて全体的に難易度が低く必要な知識量と勉強量も少ない傾向にあると言えます。
ネットワーク・情報システム開発は個人的にはおすすめできません。この2つの分野は過去問でも全体的に難しいので避けた方が無難だと思います。ネットワークは得意な人なら選択するのはアリだと思います。
ちなみに、筆者は本番で情報システム開発を選んでそこだけ爆死しました…。
その名の通り組み込み系の経験者向けな分野になります。過去問では各回通して計算問題が多い印象です。
出題される計算問題自体は、それ程難しい問題は無さそうな感じですが、トータルで考えると回によって難易度の差が激しいので、得点が安定するかといったといったら微妙だと思います。
データベースは仕事でSQLを使っている人などにはおすすめしたいですが、そうでないという人にはあまりおすすめできません。SQLの構文など暗記することが多いので対策に時間が掛かってしまいます。
SQL自体は普遍的な物ではあるので、これからの為に覚えてしまうというのもアリかもしれませんね。
システムアーキテクチャは回によって傾向が代わり、ネットワークに近い問題だったり、データベースに近い問題だったりと出題範囲が広いのが特徴です。また、稼働率などの計算問題も多い印象ですね。特段おすすめはできませんが、行けそうなら選択しても良いとは思います。
実際に試験を受けた時は、午後試験では情報セキュリティ・システムアーキテクチャ・組み込みシステム・情報システム・システム監査を選択しました。あまり午後の対策は出来なかったものの、結果は60点でギリギリ合格でした。
やはりシステム監査で得点を稼げたのが合格に繋がっていたと思います。逆に、情報システムでは問題が分からな過ぎて足を引っ張ってしまいました。
今回は応用情報の午後試験の選択問題についてまとめてみました。選択問題では、特にシステム監査は他の分野に比べてとても簡単です。選択問題に迷っている方は是非選択することをおすすめします。
結局のところ、得意分野が無いという方は情報セキュリティ + オール文系問題で対策していくのが一番時間を掛けずに合格率が高いと思いました。
以上で記事を終わりにします。