『応用情報:合格教本』のレビューと使い方【試験本番にも】

『応用情報:合格教本』のレビューと使い方【試験本番にも】IT資格
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今回は応用情報技術者応用情報)の対策におすすめな参考書『応用情報技術者 合格教本』についての記事です。

内容のレビューとおすすめな使い方について書いていきます。

この記事に書いてあること
  • 『応用情報技術者 合格教本』のレビュー
  • おすすめの使い方
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『合格教本』の特徴

合格教本』の大きな特徴は「試験範囲を網羅していること」です。試験対策には過去問道場とこの本一冊で十分だと思います。午前試験の範囲はほぼ全て網羅されていますが、午後試験についても一通り試験範囲が網羅されているのも特徴です。(特に午後で文系問題を選択する人には十分な解説量だと思います。)

解説についてはややお固い印象を受けますが、その分しっかりと深いところまで解説がなされています。ページの左側にはコラムが載っていて解説の助けになります。また文章だけでは無く、図も多いですね。各章末には「得点アップ問題」が付いています。

amazonより

内容は↑こんな感じです。赤っぽい色を基調としたシンプルなデザインになっています。

また、単元毎に午前で出るか午後で出るか項目の横の部分に書かれているので、対策時にどちらの試験問題に出題されるかが分かりやすいです。

『合格教本』の特徴
  • 試験範囲のほぼ全てがカバーされている
  • 解説も細かく内容が深い
  • 午前と午後どちらで出題されているか分かりやすい

僕は紙の本タイプのものを購入していましたが、持ち運びのことなどを考えると電子書籍版を購入するのも手です。700ページ超の書籍なのでここら辺は自分の好みで選択して良いと思います。(kindle版の方がソフトカバー版よりちょっとだけ安いです)

また、巻末の方に午前と午後の過去問が載っていますが、過去問については過去問道場のサイトが一番使い勝手が良いです。使うことは無いと思います。

『合格教本』の使い方

合格教本』の使い方として、最初にお伝えしておきたいことがあります。試験対策において、この本を1から読んでいく必要はありません。

理由は内容が細かいので読む量が多くなってしまうからです。内容が深い分あまり重要な知識でないことも書かれているので全部やっていくと時間が掛かり非効率です。

また、基礎知識が無いまま読むと書いてある内容が細かい分、理解し難い箇所が多いのであまり効果的な勉強法とは言えません。

これは他の参考書についても言えることですが、読むだけで合格できるような参考書は存在しません。応用情報の試験対策で一番重要なことは「過去問演習」です。問題を解いて知識を体得することが最も効率的な方法であり、参考書はそのプロセスを助けるために存在しています。

ではどういった使い方がおすすめかと言うと、「過去問道場などで問題演習をしていく中で1つの部分を重点的に学びたい時に使う」やり方がおすすめです。

『合格教本』のおすすめな使い方
  1. 過去問道場などで過去問を解いていく
  2. 解説が理解できない部分、自分が重点的にやりたい部分をこの本で調べる
  3. 苦手だと感じた分野は章末の「得点アップ問題」にも取り組む

このサイクルを繰り返し行うことで効率良く知識を深めることができます。

この方法は午前試験、午後試験の両方の対策でおすすめな方法です。巻末には索引もあるので、知りたい用語についてはこちらから調べることができます。

試験本番にも持っていくのがおすすめ

これは僕の体験からおすすめしたいことです。試験本番で(特に午後試験の直前に)この本を見直すと得点アップに繋がります。

僕は午後試験の直前に「情報セキュリティ」の章を見直していました。情報セキュリティの問題は必答であり、用語を聞いてくる問題が出題されるので試験が始まる前に確認すると良いと思います。

実際の受けて合格した試験問題(令和3年春試験)では、情報セキュリティの大問で「DNSキャッシュポイズニング」という用語を書かせる問題が出題されました。直前にこの本を見直したことで正答することが出来ました。

さいごに

今回は『応用情報技術者 合格教本』のレビューとおすすめな使い方について紹介しました。

参考書では特に試験直前に見直しができるのでおすすめです。また、参考書を読むことより問題演習を繰り返していくことが合格への一番の近道です。演習は忘れずにやっていきましょう。

気になった方は是非参考にしてみて下さい!

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