文字列を結合するにはStringクラスのconcatメソッドを使います。この記事は「concatメソッド」と「+演算子」で文字列を結合する方法を紹介します。
このメソッドはJavasilver SE11の黒本でも出題されているメソッドです。
concatメソッドの書式
concatメソッドは以下の様に記述します。
//concatメソッドの書式例 文字列1.concat(文字列2);
戻り値は、文字列1の後ろに文字列2が結合された文字列が戻されます。
また、concatメソッドを使わない方法として、「+演算子」を使うことで同様の効果が得られます。
文字列1 + 文字列2;
どちらも連結に新たな文字列のオブジェクトの生成を行っています。
別の方法として、StringBuilderクラスではappendメソッドを使用することで文字列を結合することが可能です。
注意
concatメソッドと+演算子での文字列の結合では、文字列を連結したするために新たなオブジェクトの生成を行っているため、appendメソッドに比べて実行速度が劣ります。
concatメソッドはお手軽に使うことが出来ますが、大量の処理が必要な場合では、出来ればappendメソッドを使う方が良いでしょう。
メソッドの使用例【サンプルコード・出力結果】
concatメソッドと+演算子の使用例をサンプルコードで示します。
サンプルコードを以下に示します。
public class ConcatTest {
public static void main(String[] args) {
// 文字列ABC,DEFを結合して出力する
String str1 = "ABC";
String str2 = "DEF";
System.out.println(str1.concat(str2));
System.out.println(str1+str2);
}
}サンプルコードの出力結果を以下に示します。
ABCDEF //concatメソッド ABCDEF //+演算子
concatメソッドを使う方法と、+演算子を使う方法のどちらでも同じ結果が出力されることが分かります。
まとめ
今回やったことのまとめです。
ポイント
- concatメソッドで文字列を結合することができる
- +演算子でも同様に文字列を連結することができる
- どちらも実行速度はappendメソッドより遅いので注意
以上がconcatメソッドの使い方になります。