JavaのMathクラス
のcbrtメソッド
で立方根を求める方法を紹介します。
なお、立方根とは数 \(a\) があるとき、3乗して \(a\) になるような数のことを指します。つまり \(x^{3}=a\) を満たす数 \(x\) が \(a\) の立方根になります。
メソッドの書式は以下になります。
1Math.cbrt(double a);
2Math.cbrt(8); // 2が返る
引数の立方根が返ってきます。戻り値の型はdouble型
になります。
正の無限大の時は正の無限大がそのまま返されます。また、引数が負の数値である場合はNaN
(Not a Number/非数)を返します(NaN
が引数の時も同様です)。
似た機能を持つメソッドに、平方根を計算するsqrtメソッド
があるので注意しましょう。
メソッドの使用例をサンプルコードで示します。
1public class CbrtTest {
2 public static void main(String[] args) {
3 System.out.println("8の立方根:" + Math.cbrt(8));
4 System.out.println("27.0の立方根:" + Math.cbrt(27.0));
5 System.out.println("10の立方根:" + Math.cbrt(10));
6 System.out.println("-1の立方根:" + Math.cbrt(-1));
7 System.out.println("0の立方根:" + Math.cbrt(0));
8 System.out.println("正の無限大の立方根:" + Math.cbrt(Double.POSITIVE_INFINITY));
9 System.out.println("NaNの立方根:" + Math.cbrt(Double.NaN));
10 }
11}
実行結果が以下になります。
18の立方根:1.5874010519681996
227.0の立方根:3.0
310の立方根:2.154434690031884
4-1の立方根:-1.0
50の立方根:0.0
6正の無限大の立方根:Infinity
7NaNの立方根:NaN
それぞれの数字の立方根が、double型
で出力されていることが分かります。
今回はcbrtメソッド
の使い方を紹介してました。以上で記事を終わりにします。