プログラミングを始めたい人向けに、ブラウザ上でコードを書く方法についてpaiza.ioなどを紹介します。
プログラミングを初めて学ぶ人が挫折しやすいのが、統合開発環境(IDE)の構築ですね。IDEは開発作業に必要な機能が最初から入っているソフトウェアのことで、EclipseやMicrosoft Visual Studioやなどが有名です。
私は仕事ではEclipseやVisual Studioを使うことが多いですが、IDEの構築はインストールや設定等やることが多くて面倒です。また使う言語やツールによって、必要な設定手順やインストールしないといけないものは変わります。
また、コードエディタのVisual Studio Code(VS Code)も人気ですね。ある程度のことが出来て動作も軽いので、このサイトに関してはVS codeで管理しています。
趣味程度でプログラミングを触ってみたい人にとっては、環境構築はハードルが高いのではないでしょうか。ただコードだけ書いてみたいというニーズも一定あると思います。
そんな人達におすすめなのが「paiza.io」というサイトです。
paiza.ioは、オンライン上でコードのコンパイルと実行ができるwebサービスです。オンラインで動かすので、ソフトのインストールなどは不要です。ブラウザ上でコードの記述と実行を行うことができます。
paiza.ioという名前ですが、「paiza」はIT系の就活・学習サイト名で、「io」はテクノロジー系サイトに良く使われているドメインです。
このサイトの利点として以下の様な点があります。
これほどの機能をブラウザ上で実行できるのは凄いですね!
実際にpaiza.ioを使って、Javaで「こんにちは」と出力するコードをコンパイルして実行してみます。
1public class Main {
2 public static void main(String args[]) {
3 System.out.println("こんにちは");
4 }
5}
実行ボタンもしくはctrl + enter
で実行できます。こんな感じになりました。
下の方に「こんにちは」と出力できてますね。設定等は必要無しでコードの実行もすぐできるので楽ちんです。
また、歯車アイコンから「エディタの設定」が開きます。エディタのテーマを始め、フォントサイズやtabスペースの幅などを設定できます。
このサイトのデメリットとして「プログラム実行のタイムリミットは2秒」であるという縛りがあります。例えば計算量が多いプログラムなどは実行できずに停止してしまうので注意しましょう。
その他にも、書いたコードをブログ等のWebページに埋め込みを行うこともできます。先ほどのコードをこのページに埋め込んでみます。
埋め込みも手軽に実行環境を埋め込むことができて便利ですね。
C言語のコンパイルをしたい方は「ブラウザで動く C言語実行環境」というサイトもあります。こちらはオフラインでも動作します。こちらはよりコンパクトに操作することが出来ます。
また、HTML、CSS、JavaScriptを実行できる「JSFiddle」や「codepen」なんかもあります。
どちらも簡単なWebページを作成することができます。画面レイアウトも似ているので、好みで選択すれば良さそうですね。
これからプログラミングをしたい人向けにpaiza.ioを紹介してみました。無料の会員登録なしでこの機能は充実してると思います。手軽にプログラムを書けるのは入門用として良いツールですね。
「とりあえずコードだけ書いてみたい」といった人にはおすすめです。とりあえずpaiza.ioでプログラミングに触れてみて、もっとやりたくなったらIDEをインストールしてみるのもありです。以上で記事を終わりにします。