今回は配列を宣言する方法と、配列の初期値について初期化子で指定する方法を紹介します。
1次元配列を宣言し初期化する方法
//配列宣言の構文 型[] 変数名 = new 型[要素数]; //初期化子「{}」を使った初期化 型[] 変数名 = {値1, 値2, ...};
配列の宣言の記述例を以下に示します。
// 要素数3の配列を宣言する int[] i = new int[3]; i[0] = 0; i[1] = 1; i[2] = 2; // 初期化子を使った配列の初期化 int a[] = { 10, 20, 30, 40 }; int b[] = new int[] {1, 2, 3};
1次元配列の初期値に何も代入しない場合
配列を作成した時には、初期値として変数の型に対応した規定値が入ります。
//int型の配列を宣言する int[] num = new int[2]; //int[0] = 0 //int[1] = 0
int型などの整数を扱う型では全ての要素に「0」が代入されます。double型などの浮動小数点数型では「0.0」になります。
また、String型では「null」が、boolean型には「false」が代入されます。
多次元配列の宣言と初期化のやり方
多次元配列の宣言と初期化の記述例を以下に示します。
//初期化子を使った2次元配列の初期化 int ary[][] = {{1, 2, 3}, {4, 5, 6}, {7, 8, 9}}; //そのほかの様々な書き方 int[][] ary1 = new int[3][3]; int ary2[][] = new int[3][3]; int []ary3[] = new int[3][3]; int[] ary4[] = new int[3][3]; int [][]ary5 = new int[3][3];
コンパイルエラーにならない書き方は色々ありますね。
まとめ
今回やったことのまとめです。
ポイント
- 配列の宣言の宣言時には初期値を指定することができる
- 初期値を指定しない場合、型によって決められた値が初期値になる
今回は配列の宣言と要素の初期化のやり方について紹介しました。