AWS Certified Cloud Practitioner(クラウドプラクティショナー)試験(CLF-C01)の試験対策用の備忘録メモになります。試験の範囲である、AWSの各サービス・セキュリティ・料金等についてまとめています。
クラウドコンピューティングとは、従量課金制による、インターネット経由のITリソースとアプリケーションのオンデマンド配信
クラウドコンピューティングには3つのデプロイモデルがある
クラウドベース(クラウドへの移行・構築)
オンプレミス(リソースをオンプレミスにデプロイ)
ハイブリッド(クラウドベースのリソースをオンプレミスのインフラストラクチャへ接続)
クラウドコンピューティングの利点
先行支出を変動支出に切り替える
データセンターの維持管理費用が不要
キャパシティーの予測が不要
圧倒的なスケールメリット
スピードと俊敏性を向上
数分でグローバルに展開
Amazon EC2(Elastic Compute Cloud)は、EC2インスタンスとしてサイズ変更可能で安全なコンピューティングキャパシティーを提供する
EC2インスタンスは数分以内にプロビジョニング・作成ができる
ワークロードの実行が終了したら使用を停止できる
料金はインスタンスの実行時に使用したコンピューティング時間に対してのみ支払いが発生する
汎用インスタンス
コンピューティング最適化インスタンス
高パフォーマンスプロセッサにより計算パフォーマンスが高い
計算負荷の高いサーバーなどに適している
多くのトランザクションを処理するバッチ処理にも適している
メモリ最適化インスタンス
メモリ量が多く高速
高パフォーマンスのデータベースなどに適している
高速コンピューティングインスタンス
浮動小数点数計算、グラフィックス処理、データパターン照合のパフォーマンスが高い
ゲームストリーミングや画像処理に適している
ストレージ最適化インスタンス
ストレージアクセスが速い
分散ファイルシステムなどに適している
オンデマンドインスタンス
インスタンスを停止するまで、使用したコンピューティング時間に対して料金が発生する
中断できない不規則で短期的なワークロード向け
Amazon EC2 Savings Plans
一定のコンピューティング使用量を1年または3年の期間で契約
契約した使用量に達するまでは割引料金(Savings Plans料金)で、超えた分についてはオンデマンド料金になる
オンデマンドの料金に比べて料金を最大72%節約できる
リザーブドインスタンス
1年または3年の契約でオンデマンドインスタンスを割引価格で購入
期間の終了後はインスタンスを削除するか、新しいリザーブドインスタンスを購入するまでオンデマンドの料金になる
スポットインスタンス
未使用のEC2コンピューティングキャパシティーを使用する
キャパシティーが使用できなくなったり、スポットインスタンスの需要の増加でインスタンスが中断される可能性がある
開始時刻と終了時刻が定まっていないワークロードや、中断可能なワークロード向け
オンデマンドの料金に比べて料金を最大90%節約できる
Dedicated Hosts
専用のインスタンスキャパシティーを備えた物理サーバー
料金は最も高価
EC2 Auto ScalingでEC2インスタンスの自動的な作成・削除が可能
動的スケーリングと予測スケーリングがある
Amazon SNS(Simple Notification Service)はメッセージングサービス
Amazon SQS(Simple Queue Service)はメッセージキューイングサービス
AWS Lambdaではサーバーのプロビジョニングや管理を行うことなく、コードを実行できる
Amazon ECS(Elastic Container Service)はAWS上でコンテナを管理できる
Amazon EKS(Elastic Kubernetes Service)はAWS上でKubernetesを管理できる
AWS Fargateは、コンテナ向けのサーバーレスコンピューティングエンジン
リージョンの選択には以下の4つの要素を考慮する
データガバナンスと法的要件の遵守
ユーザーとの近接性
リージョン内で利用可能なサービス
料金
アベイラビリティーゾーンは、リージョン内の1つのデータセンターまたはデータセンターのグループで構成される
AWS マネジメントコンソールは、AWSサービスを管理するためのウェブベースのインターフェイス
AWS CLI(コマンドラインインターフェイス)は、コマンドラインからAWSサービスを管理する
AWSではSDK(ソフトウェア開発キット)を利用できる
AWS Elastic Beanstalkでは、アプリケーションを自動的にデプロイできる
AWS CloudFormationでは、安全で繰り返し可能な方法でリソースをプロビジョニングできる
AWS Outpostsでは、AWSのインフラストラクチャとサービスをオンプレミスのデータセンターに拡張できる
Amazon VPC(Virtual Private Cloud)では、AWSクラウドに独立した仮想ネットワークを構築できる
仮想ネットワークの中にリソースを起動できる
VPC内をサブネットで区別し、リソースをその中に配置することが可能
インターネットとVPCを接続するには、インターネットゲートウェイをVPCにアタッチする
VPC内のプライベートリソースにアクセスするには、仮想プライベートゲートウェイを使用する
AWS Direct Connectで、データセンターとVPCの間に専用のプライベート接続を確立できる
サブネットはリソースをグループ化できるVPC内のセクション
ACL(ネットワークアクセスコントロールリスト)は、サブネットへのアクセス許可をチェックする仮想ファイアウォール
インバウンドトラフィック・アウトバウンドトラフィックを制御する
デフォルトのネットワークACLは、全てのインバウンド・アウトバウンドトラフィックを許可される
カスタムネットワークACLは、許可ルールを追加するまで、全てのインバウンド・アウトバウンドトラフィックが拒否される
セキュリティグループは、EC2インスタンスのインバウンド・アウトバウンドトラフィックを制御する仮想ファイアウォール
Amazon Route 53はAWSでホストされているインターネットアプリケーションにエンドユーザーをルーティングする
インスタンスストアは、EC2インスタンスのブロックレベルの一時ストレージ
Amazon EBS(Elastic Block Store)は、EC2インスタンスで使用できるブロックレベルのストレージボリューム
EC2 インスタンスが停止または削除されてもEBSのデータベースは保持される
EBSスナップショットで、増分バックアップを作成できる
1つのアベイラビリティーゾーンにデータを保存する
Amazon S3(Simple Storage Service)は、データをオブジェクトとしてバケットに保存する
S3 標準
S3 標準–IA
アクセス頻度が低いが、必要なときにすぐに使用できる高可用性が求められるデータ向け
ストレージ料金が低く、取り出し料金が高い
S3 1ゾーン–IA
1つのアベイラビリティーゾーン内にデータを保存する
S3 標準–IAよりもストレージ料金が低い
S3 Intelligent-Tiering
S3 Glacier
数分から数時間以内にオブジェクトを取得できる
料金が低価格
S3 Glacier Deep Archive
12時間以内にオブジェクトを取得できる
料金が最も低価格
Amazon EFS(Elastic File System)は、スケーラブルなファイルシステム
ファイルを追加・削除でEFSが自動的に拡張・縮小する
複数のアベイラビリティーゾーンにデータを保存する
Amazon RDS(Relational Database Service)は、AWSでリレーショナルデータベースを実行する
Amazon Auroraは、MySQL・PostgreSQLと互換性があり、高速なリレーショナルデータベース
Amazon DocumentDBは、MongoDBをサポートするドキュメントデータベースサービス
Amazon Neptuneは、グラフデータベースサービス
Amazon QLDB(Quantum Ledger Database)は、台帳データベースサービス
Amazon Managed Blockchainでは、ブロックチェーンネットワークを作成・管理できる
Amazon ElastiCacheは、データベースの上にキャッシュレイヤーを追加するサービス
Amazon DAX(DynamoDB Accelerator)は、DynamoDB のインメモリキャッシュ
AWSの責任共有モデルには、AWSが責任を持つものとユーザが責任を持つものがある
AWSはクラウド本体のセキュリティに責任を持つ
データセンターの物理的なセキュリティ
ハードウェア・ソフトウェアインフラストラクチャ
ネットワークインフラストラクチャ
仮想化インフラストラクチャ
ユーザはAWSクラウド内で作成・配置したものに対するセキュリティの責任を持つ
ユーザのコンテンツへのアクセス権の管理
EC2インスタンスで実行するOSの選択・設定・パッチ適用・セキュリティグループの設定
AWS IAM(Identity and Access Management)ではAWSサービス・リソースへのアクセスを管理できる
ルートユーザーはAWSアカウントを初めて作成する時に作成される
全ての操作ができ、最も権限が強い
日常的なタスクではルートユーザーを使用すべきでない
IAMユーザーは、ユーザがAWS内に作成するID
名前と認証情報で構成される
デフォルトではアクセス許可が何も無いので、IAMユーザーに必要なアクセス許可を付与する
AWSにアクセスする必要があるユーザー毎に、個別のIAMユーザーを作成することが推奨される
IAMグループは、IAMユーザーの集合
IAMポリシーは、AWSサービスとリソースへのアクセス許可を付与・拒否するドキュメント
リソースへのユーザーのアクセスレベルをカスタマイズできる
特定のS3バケットへのアクセスのみを許可するなど
IAMポリシーをIAMユーザー・IAMグループにアタッチして使う
IAMロールでは、アクセス許可を一時的に利用するために引き受けることができる
IAMロールを引き受けると、以前のロールのアクセス許可が取り消され、新しいロールのアクセス許可が与えられる
サービスやリソースへのアクセス権を一時的に付与する場合に適している
多要素認証(MFA)でセキュリティを更に強化できる
AWS Organizationsでは、複数のAWSアカウントをまとめて管理できる
SCP(サービスコントロールポリシー)で複数のAWSアカウントのアクセス権を管理できる
一括請求を行える
アカウントを組織単位(OU)にグループ化してアカウントの管理を行える
AWS Artifactでは、AWSセキュリティ・コンプライアンスレポートと特定のオンライン契約を提供する
カスタマーコンプライアンスセンターでは、AWSコンプライアンスの詳細に関するドキュメントを確認できる
AWS Shieldでは、DDoS攻撃をリアルタイムで検出し、自動的に攻撃を緩和する
AWS Shield Standardでは無料で一般的なDDoS攻撃の検出・緩和を行う
AWS Shield Advancedでは有料で詳細な攻撃診断と高度なDDoS攻撃の検出・緩和を行う
AWS KMS(Key Management Service)では、暗号化キーの作成・管理・使用を行う
AWS WAFは、ウェブアプリケーションを保護するファイアウォール
Amazon Inspectorでは、アプリケーションのセキュリティ評価を自動で実行する
Amazon GuardDutyでは、VPCフローログ・DNSログ等からデータを分析し、脅威を検出する
Amazon CloudWatchは、様々なメトリクスデータをモニタリング・管理する
設定したしきい値を超えた時に、アクションを実行するアラームの作成ができる
ダッシュボードでメトリクスデータを可視化できる
AWS CloudTrailは、AWS環境でのアカウントのAPIコールの記録・確認ができる
AWS Trusted AdvisorはAWS環境を検査し、リアルタイムの推奨事項(AWSのベストプラクティスに基づく)を提供する
5つのカテゴリ(コスト最適化・パフォーマンス・セキュリティ・耐障害性・サービスの制限)の推奨事項が提供される
AWS無料利用枠では、無料でAWSのサービスを使用できる
AWSサービスでは、実際に使ったリソースの量に応じて料金が発生する
一部のサービスには、前払いで割引を受けられるオプションがある
一部のサービスでは、段階制料金(使用量が増えるほど、単位あたりのコストが下がる)が用意されている
AWS 料金計算ツールでは、コスト見積りの作成・比較ができる
AWSマネジメントコンソールの請求ダッシュボードでは、リージョン別のサービスのコスト、今月の初めから現在までの支出など、AWS請求書の詳細を確認できる
請求ダッシュボードではアラートは設定できない
AWS Organizationsでは、一括請求(コンソリデーティッドビリング)ができる
一括請求で、1つの請求で複数のアカウントの支払いができる
複数アカウントの支払いをまとめられるため、料金のボリューム割引を受けることができる
AWS Budgetsで、予算を作成してサービスの使用量・コスト・インスタンスの予算を計画できる
使用量が予算量を超えた時のカスタムアラートを設定できる
AWS Cost Explorerは、AWSのコスト・使用量を可視化して把握・管理する
上位5つのサービスのコスト・使用量のレポートがデフォルトで見られる
AWSには、無料・有料のサポートプランがある
ベーシック
アカウントの作成時に提供される無料のプラン
Trusted Advisorのチェックの一部が利用できる
デベロッパー
ビジネス
エンタープライズ
他のサポートプランの全ての機能を利用できる
テクニカルアカウントマネージャー(TAM)によるサポートを受けることができる
AWS Marketplaceでは、ソフトウェアベンダから提供されるソフトウェアで構成されたデジタルカタログ
AWSで実行するソフトウェアの試用・購入が可能
AWS CAF(Cloud Adoption Framework)は、AWSへのクラウド導入フレームワーク
CAFでは、6つの分野(パースペクティブ)がある
ビジネスパースペクティブ
人員パースペクティブ
ガバナンスパースペクティブ
プラットフォームパースペクティブ
セキュリティパースペクティブ
オペレーションパースペクティブ
アプリケーションのクラウドへの移行では、6つの移行戦略がある
リホスト
リプラットフォーム
クラウドの最適化を行う
最適化はアプリケーションの中核となるアーキテクチャを変更せずに行う
リファクタリング・アーキテクチャの再設計
再購入
保持
リタイア
AWS Snowファミリーは、エクサバイト規模までのデータをAWSとの間で転送できる物理デバイス
AWS Snowconeは、小型で堅牢・安全なエッジコンピューティング・データ転送デバイス
AWS Snowballは、2種類のデバイスがある
Snowball Edge Storage Optimizedデバイスは、大規模なデータ移行・定期的な転送のワークフロー・大容量を必要とするローカルコンピューティングに適している
Snowball Edge Compute Optimizedデバイスは、機械学習・フルモーション動画分析・ローカルコンピューティングスタックなどに適している
AWS Snowmobileは、最大100PBのデータをAWSに転送できる
AWSでのサーバーレスは、サーバーをプロビジョニング・維持・管理の必要がない
AWSには、人工知能(AI)を利用したサービスがある
Amazon Transcribeで音声をテキストに変換する
Amazon Comprehend でテキストのパターンを検出する
Amazon Fraud Detectorで不正の可能性があるオンラインアクティビティを特定する
Amazon Lexでは、会話型チャットボットを素早く構築できる
AWSでの機械学習は、Amazon SageMakerで機械学習モデルをすばやく構築できる
AWS Well-Architectedはフレームワークは5つの柱に基づくアーキテクチャフレームワーク
運用上の優秀性
セキュリティ
信頼性
パフォーマンス効率
コスト最適化